鼓笛バンド

全日本鼓笛バンド連盟が生まれたのは、今から50年近く前、昭和36年のことでした。母体となったのは、もともと学佼教育の一環として東京都の小中学校有志により結成された、団体数400を越える「東京都小中学校鼓笛バンド連盟」です。

ところで、当時、国民の一番の関心は何であったかと言えば、3年後に控えた東京オリンピックではなかったでしょうか。
もはや戦後ではない、........アジアで最初のオリンピックが東京で開催される事になり、屈辱的な敗戦から10数年、荒廃から立ち上がった人々は、国家の土台、経済復興に邁進してきましたが、次になすべきは、もう一つの国家の礎石である文化、心の復興でした。その象徴こそ東京オリンピックでした! 

おりしも音楽の世界では、世界中から「奇跡!」と讃えられたイタリアオペラの日本公演が始まったのも昭和31年でした。...........人々が熱い眼差しをもって未来を見つめ、躍動感に満ちあふれていた時代、それが全日本鼓笛バンド連盟の生まれた時代背景です。.........その後、連盟の活動は、次第にその枠を越えて、もっと大きな地域社会、更には米国、東南アジア、ヨーロッパ、中国、インドなど、世界を活動の舞台とする大きな運動となって行きました。
 

昭和36年8月23日、上野の東京文化会館に全国都道府県代表者が集まって創立式典が盛大に執り行われ、結成宣言が発表されました。この時の祝賀パレードは新聞にも大きく報道され、新しい青少年音楽運動の行き方を示すものとして注目されました。また、連盟結成にあたり、3年後に控えた東京オリンピックへの参加、協力についても内外に報道されました。



  教育の根幹をなす知育・体育・徳育の3つの柱は、いつの時代にあっても変わる事のない、不動のものです。
 


全日本鼓笛バンド連盟は、学校教育の成果を社会活動に応用、展開、実践しようとしたものです。知育、体育、徳育、この3つの柱を調和させる事に努めてきました。

                             
  連盟は青少年の純粋な教育団体でなくてはなりません。そして、体質も純潔で健全でなくてはなりません。
知育面としての音楽採用、体育面としての野外活動、マーチング歩行、バトン・トワーリング、徳育面としての音楽情操、公式行事、どれ一つ欠けても鼓笛バンドの役割りと責任は果されません。